前回の続き…金継ぎ教室 “割れた器編“です。
こんにちは。北川です。
みなさん、G.Wは楽しめましたか?今年も、縛りがある中のお休みでしたね。。。
ほんと、いつまで続くのやら…
安全にみんなにワクチンが打てて、ウッドショックも早く見通しがつきますように…。
今回は、“ひび割れ““割れ“を接着するときに使う『麦漆』の作り方、塗り方をご紹介します。
【材料・準備するもの】
・前回同様…金継ぎセット、手袋etc
・小麦粉(普段料理に使用しているものでOK)
・器
ヒビ割れの器を準備していったのですが、割れた器の修復をしてみたかったので、ハンマーでガチャっとやっちゃいました!
先生によると…ヒビが入ったり、欠けた箇所はもろくなっているので、その場所を叩けばキレイに割れるようです。もし、破片が出た場合は後ほど麦漆で接着するので保管しておきます。
“金継ぎで割れた箇所をデザインする“という考え方をすれば、あえて割ってしまってもいいかと思います。自分だけの“オリジナル“です!!
工程①
ー“麦漆“作りー
“麦漆“とは…漆と小麦粉を混ぜて作る漆の接着剤です。
用途:割れた破片を接着します。
1、小麦粉+水をよく練る (水はサビ漆を作ったとき同様少しづつ足しながら)
ガムみたいに弾力が出てきて、ツヤが出てきたら完成です。
すくうと少し伸びます。
※ここで、よく練っておくのが強力な接着剤になるPOINTです。
2、麦漆と同量の漆を混ぜ、よく練る。
※このときに、漆は少しづつ足しながら練っていきます。
練り終わった後の撮影忘れてしまって、“欠け編“でも行った乾燥防止のサランラップ姿です…m(_ _)m
工程②
割れた器を接着する。
“欠け編“同様、割れている箇所をガムテレビン油で汚れ等落とす。
※この時、割れた場所で手を切らないように気をつけます。
麦漆を塗って破片同士をしっかりくっつけます。
すぐは接着しないので、数日修正が可能だそうです。
余った麦漆は、サランラップに移し替えて保存すれば2、3日は使用可能だそうです。が、漆は生物なので、その都度作って使用するのが1番ということでした。
ここから、約2週間接着乾燥待ちです。
今回は、この辺で…